モータを新設したり、改修工事などで解結線をした場合は試運転で回転方向のチェックを行います。
このページでは回転方向の見方と表記方法について解説をします。
目次
どこから回転方向を見れば良いか?
まず回転方向は図1のように2通りの方向から確認できます。
図1の左側から回転方向を見るのを「負荷側」と呼びます。これは軸の方に負荷が接続されるためです。
また右側からみるのを「反負荷側」と呼びます。これは単純に負荷側の反対だからです。
負荷側,反負荷側どちらから見れば良いか?
回転方向を見る位置は負荷側、反負荷側どちらからでもOKです。見やすい位置から確認しましょう。
ただし、どちら側から見たかはしっかりと記録しましょう。
例えば負荷側から時計周りと確認して、単に「時計回り」と記録を残した場合、後日別の人がその記録を見て反負荷側からみて時計周りと誤解する場合もあります。
どちらから見るかにより回転方向が逆になるので、どこから見た配転方向化を記録しておくことは重要です。
負荷側・反負荷側の別の呼び方
ちなみに負荷側、反負荷側は以下のように別の呼び方もあります。
負荷側 | L側(Lord側) P側(Power側) |
反負荷側 | 反L側 反P側 F側(Fはファンの略。冷却ファンが反負荷側についている場合が多いため) |
図2(図1に別の良び方を追記)
回転方向の表記方法
続いて回転方向の表記方法についてです。
回転方向は時計回りか反時計回りのどちらかです。そのまま○○回りと表記することもありますが、時計回りはCW,反時計周りはCCWと書く場合も多いです。
CWとCCWの意味
CWはClockWiseの略です。ClockWiseの意味は時計回りです。
CCWはCounterClockWiseの略です。意味は反時計周り。
つまりCWやCCWは時計回り、反時計回りを英語にして略しただけです。
コメント